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上海視察
□7月23日

10月の頭にオープンを予定している結婚式場ヴェール・ノアールの家具を検品するため、上海へいってまいりました。上海へは同様の目的にて何度か渡航していますが、行く度にその都市の発展していく様を目の当たりにします。

初日の今日は、その連立する高層建築物の合間をくぐり抜け、宿泊先であるGRAND HYATTに到達したところからスタートしました。

GRAND HYATTは内装の豪華さも然ることながら、その独特の外観でランドマーク的な存在感を放っています。内部は西洋の輪郭を残しつつ、オリエンタルのハイエンドな美的感覚が優雅に表現された品格の高い設えとなっていました。

ホテルを出発後は、新天地の小籠包に舌鼓をうち、英国植民地時代の建築物を散策し、上海観光のさわりを一通り経て、一日の終点となる中国四大絶景の一つ上海の夜景を楽しめるバーへと辿りつきました。

‘Rouge Bar’という名のその空間は、深紅の色香が落としこまれた艶やかな大人の溜まり場です。刹那的な美しさとどこか退廃的な空気感は、上海の持つ独特な個性と重なりあうものがあるように感じます。濃密な空間と美味しいお酒で、初日は幕を閉じました。


□7月24日

二日目の今日は、旅の目的である家具工場へまず赴きました。工場内では38度という高温の中で、職人さんたちが家具製作をしていました。私たちは日本から同行していた家具メーカーの担当者、現場工場の担当者を交えサンプルの検品、デザインの再検討、生地選び等の打ち合わせを進めました。

ところで、中国のトイレ事情についてはよく雑誌等でも書かれています。この工場内のトイレは扉こそ内部を覆うだけの高さが確保されていますが、便器の向きは日本と逆です。和式便器の場合、中国では扉をみながら用を足すということになります。警戒心の表れなのか、深層心理の違いなのか、興味深く感じました。日本人としては落ち着きませんでしたが・・(上海の水道水には気を付けましょう)  (^□^;)

夜には中国雑技団を観にいきました。舞台装飾もほぼ何もないステージ上で、数々の名演が繰り広げられました。まさに人の衣装と動きだけが作り上げる空間です。不思議なのは、美しい演技を見ていると例え想像を絶するような技を使っていたとしても、それが至極自然な動きに見えてくることです。美しい空間が作り手の存在を意識させないということにどこか似ている気がしました。
二日目の夜はホテルのスパでゆっくりと疲れを落とし、早めの床につきました。


□7月25日

最終日の仕組みは、上海の古い町並みが残る豫園からスタートしました。豫園は上海が街として発展を始めた明代の中心地であり、江南の名園と言われる場所です。明代の四川省の役人が老いた両親のために18年の歳月をかけて造営したというところも、家族を重んじる中国らしいエピソードです。

建築の方法は共通点の多い日本と中国ですが、直線で美を構築する日本のデザインに対して、曲線とコンプレクシティを主旋律におく中国の建築はやはり同じ東洋建築のカテゴリーの中でも異国情緒を感じさせるように思います。反り上がった屋根の先端が重なりあう様は、美しい鳥が飛び立っていくような清涼感と重厚感を併せもった景色を作り上げていました。

豫園を散策した後には、かき氷がとても美味しい店でランチをして、その後たまたま通りかかったスパ
で空港へいくまでの1時間を過ごすことにしました。

モダンな建築の中にぽっかりと巨大な木の扉が口をあけたそのスパは、凄まじい吸引力を放っていました。その巨大な扉を開けると一面の石の壁面に水がゆっくりと流れています。その水が流れていく水路を辿りながら中へ足を踏み込むと、そこは薄暗く迷路のような空間が広がっていました。足ツボマッサージを受けるために辿り着いた場所は、中央に巨大な照明が吊り下げられその周囲を取り囲む個室に幻想的な明かりを落としていました。その感性は日本人特有の気配を感じる空気感を合わせ持っていました。

一瞬にして空間軸と時間軸が消え去るような錯覚に陥る空間に、時折出会うことがあります。最終日に思わぬこの濃厚な空間体験をし、脚も軽やかになったところで上海浦東空港を後にすることになりました。

上海へは10年前から年に数回訪れていますが、訪れるたびに新たな発見をさせてくれる街だと感じています。それは元々モダンの似合う街、上海が訪れた人々を魅了しそこへまた感動した人々が集まり、新たな風を吹き込んでいくからでしょう。まだ行かれてない方是非一度体験してみてはいかがでしょうか。

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GRAND HYATT
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GRAND HYATT エグゼクティブ ビュッフェでクライアントと朝食
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Rouge Bar テラス
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Rouge Bar 店内
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私がデザインをさせて頂いたOn dinning 上海店
by toriidesign | 2008-08-12 19:20

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